2026/08/28

男性が消える未来は始まっている?

 

日本94%、台湾97%というHIVの異常

2062未来人は、2062年の日本についてこう語っている。

「男1女4の割合。」

そして、その理由を問われると、

「20年以内に理解できるだろう。」

と答えた。

さらに日本について、

「日本はあるけど、非常に危険な状態“だった”。」

とも言っている。

私はこれまで、将来どこかで男性だけを強く攻撃する新種のウイルスが現れるのではないか、と考えてきた。

しかし最近、少し考え方が変わった。

そんな未知の「男性攻撃型ウイルス」が、ある日突然どこからともなく登場する必要はないのではないか。

なぜなら、すでに目の前に妙な感染症がある。

HIVである。


日本94%、台湾97%が男性

2024年、日本で新たに報告されたHIV感染者662人のうち、男性は625人。

男性94.4%だった。

さらに台湾。

2025年の台湾籍HIV感染者879人のうち、男性849人、女性30人。

男性97%である。

もちろん、HIVが世界中でこうなっているわけではない。

米国でもHIVは男性に偏っているが、新規診断の男性割合は約80%。

EU/EEA全体では約74%である。

一方、世界全体のHIV感染者では女性・女児が約53%を占める。

つまり、

「HIVだから男性に感染する」わけではない。

それなのに、日本では94%、台湾では97%。

日本と台湾では、HIVが異様なところまで男性に集中している。

ここが気になる。


「MSMだから」で終わりなのか

一般的には、この男性偏重はMSM(男性間性交)のネットワークによって説明される。

もちろん、それは重要な説明だろう。

しかし私が気になるのは、そのさらに先である。

なぜ日本と台湾では、95%前後という極端なところまで男性に偏るのか。

しかも、梅毒やクラミジアなど他の性感染症まで同じように95%男性になるわけではない。

調べてみると、HIVには宿主の遺伝的背景による違いがあり、地域の宿主集団に適応して変化することも知られている。

さらに、HIVに対する免疫反応そのものにも男女差がある。

ならば、

「地域・集団による違い」

「男性・女性による違い」

が組み合わさる可能性まで、最初から捨ててしまってよいのだろうか。

もちろん、そうした仕組みが日本や台湾の男性偏重を引き起こしているという証拠はまだない。

だが、必要になりそうな「部品」は、すでに存在している。


では犯人はHIVなのか?

わからない。

ここは無理に答えを出さないほうがいいと思う。

HIVそのものが、将来何かをきっかけに大きく広がるのかもしれない。

HIVと共通する「集団差+性差」を持つ別の感染症が現れるのかもしれない。

あるいは、新しいウイルスなど必要なく、すでに始まっている何かを、われわれがまだ人口動態として認識していないだけなのかもしれない。

だから、

「2062年の男1:女4の犯人はHIVだ」

とはまだ言えない。

しかし、

「2062のいう男性激減を連想させる特徴を持った感染症は、すでに存在している」

とは言えるのではないか。


だから「日本は非常に危険」になる

ここで2062未来人の言葉に戻る。

「日本はあるけど、非常に危険な状態“だった”。」

世界中で感染症が流行しても、男女が同じ割合で減るだけなら、人口は減っても生き残った男女で次の世代を作ることができる。

しかし、日本で男性だけが極端に減ったら話はまったく違う。

問題は死亡者数ではない。

「次の世代を作れるのか」

という国家存続そのものの問題になる。

そして2062年の日本は、実際に男1:女4。

2062氏はさらに、

「違法だが2人~5人と結婚している男が数多く存在している。」

と語り、

「男性がいなくとも受精し子供を作る。」

という生殖技術まで存在するとしている。

単なる未来の奇妙な風習にも見える。

しかし、男性が激減した社会が生殖を維持するために生まれた仕組み、と考えると意味が変わってくる。

「日本は非常に危険な状態だった」とは、国土が危険だったという意味ではなく、

日本人が次の世代を作れなくなるほど男女比が崩れかけていた

という意味だったのではないか。


そして台湾も、すでに同じ方向を向いている

ここで気になるのが台湾である。

日本のHIV感染者は男性94%。

台湾は97%。

現在すでに、両者は非常によく似た異常な男性偏重を示している。

そして2062未来人は台湾について、

「台湾は日本になる。」

と言っている。

もし将来、日本と台湾が同じ男性偏重型の人口危機を経験したらどうなるだろう。

両者は、他国とは共有できないほど似た問題を抱えることになる。

人口。

生殖。

医療。

安全保障。

そして同じように男性を失ったという経験。

その結果として日本と台湾の距離が急速に縮まり、最終的に一つになる。

そんな未来まで想像すると、2062の断片が妙につながって見えてくる。


ヒントは未来ではなく、もう目の前にある

HIVが犯人なのかはわからない。

しかし、

「男性だけに極端に偏る感染症なんて、本当に存在するのか?」

という問いに対する答えなら、もう目の前にある。

日本94%。

台湾97%。

2062未来人は、男1:女4になる理由について、

「20年以内に理解できるだろう。」

と言った。

2010年から20年なら2030年。

まだ「犯人」を見つけたわけではない。

しかし、その仕組みのヒントなら、すでに目の前に現れているのかもしれない。


参考:
厚生労働省・エイズ動向委員会 2024年
Taiwan CDC
U.S. CDC HIV Surveillance
ECDC/WHO HIV/AIDS Surveillance in Europe
UNAIDS Global HIV statistics

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思いつきを

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