2026/08/20

エイズ、免疫崩壊、生殖問題から人類存亡危機へ

マクモニーグルが補完する未来の『男1:女4』

2062氏が残した未来情報のなかでも、もっとも異様なのがこれである。

「男1 女4の割合。」

2062年の男女比は、男性1に対して女性4だという。

そして質問者が、

「人口の割合が男1:女4なのは、戦争の影響なのか? それとも出生率の問題なのか?」

と理由を尋ねると、2062氏は、

「20年以内に理解できるだろう。」

とだけ答えた。

2010年から20年以内。

つまり2030年までには、なぜ将来これほど男性が少なくなるのか、われわれ自身が理解できるようになるらしい。

さらに2062氏は、

「男性がいなくとも受精し子供を作る。」

とも語っている。

そして日本が大きく方向転換する時期については、

「2020年代後半。」

と答えている。

2062氏は人口動態について「言う事が許されない」と明言している。

したがって、このあたりは意図的に核心を避けていたように見える。

ところが、その空白に不思議なくらい収まりよく入る未来予測がある。

ジョー・マクモニーグルの『The Ultimate Time Machine』である。


1998年に書かれたAIDSと「2025年直前」

ジョー・マクモニーグルは、米軍の遠隔透視計画STARGATEで「Remote Viewer 001」として活動した人物である。

『The Ultimate Time Machine』が出版されたのは1998年。

ほぼ30年前の本である。

その「Medicine」の節には、AIDSについて次のような予測が書かれている。

まず、AIDSワクチンが開発される。

完全な治療法ではないものの、AIDSの進行をほぼ止め、多くの患者が普通の生活を送れるようになるという。

そして、その重要な発見の中心について、原文ではこう書かれている。

“a natural defense that can be keyed or initiated within the AIDS virus itself, through genetic manipulation.”

つまり、

「AIDSウイルスそのものの内部に存在する自然な防御機構を、遺伝子操作によって作動させる」

というのである。

ここでいう natural defense は、「自然な防御機構」と訳しておく。

そして、その直後にこう続く。

“Unfortunately, the discovery will bring a new set of problems that will begin to emerge sometime just prior to the year 2025.”

訳すと、

「しかし残念ながら、この発見は新たな一連の問題をもたらし、それらは2025年の少し前から現れ始める。」

1998年に書かれた文章である。

AIDS。

遺伝子操作。

そして2025年直前から始まる「新たな一連の問題」。

2020年代を実際に経験している現在から読むと、どうしても新型コロナ以後の状況を連想してしまう。

私はここに、世界規模で使われたmRNAワクチンを重ねて考えている。

もちろん、マクモニーグルは「COVID-19」や「コロナワクチン」とは一言も書いていない。

したがって、ここからは現在から振り返った仮説である。


2035年、人類は普通のインフルエンザへの防御を失う

さらに、そのまま次の段落へ進むとこう書かれている。

“By 2035, we will lose our current lines of defense against the common flu.”

訳すと、

「2035年までに、われわれは普通のインフルエンザに対する現在の防御線を失う。」

そして続けて、

“There will be a major epidemic sometime near that time frame, during which tens of thousands will perish.”

とある。

つまり、

「その時期の前後に大規模な流行が起こり、数万人が死亡する。」

というのである。

ここは非常に重要だと思う。

マクモニーグルは、

「2035年に突然、とんでもなく強力な新型ウイルスが出現する」

とは書いていない。

その前に、

「人類が普通のインフルエンザに対する現在の防御を失う」

と書いている。

そのうえで、その時期の前後に大規模な感染症流行が起きる、と続けている。

英文だけからは、その大流行が必ずインフルエンザそのものだとまでは断定できない。

しかし文章の流れとしては、

人間側の感染防御が弱くなる
↓
その時期に大規模な感染症流行
↓
数万人死亡

という一連の出来事として読むのが自然だろう。

つまり、問題の中心は「病原体が強くなること」だけではなく、「人間側の防御能力が失われること」にある。

しかも、この問題を解決するために開発される技術も、再び遺伝子操作を基礎とすると書かれている。

マクモニーグルの予測をそのまま並べると、

AIDSに対する遺伝子操作技術
↓
2025年直前から「新たな一連の問題」
↓
2035年までに感染症への防御を失う
↓
大規模流行
↓
さらに進んだ遺伝子技術によって対処

という流れになる。


そして同じ2035年、「遺伝的な生殖問題」

さらに重要なのが、同じ本の「Biology」の節である。

そこには次の一文がある。

“Genetic reproductive problems in mankind will reach a significant level by 2035.”

genetic reproductive problems は、「遺伝的な生殖上の問題」と訳すのが自然だろう。

したがって、

「人類における遺伝的な生殖上の問題は、2035年までに重大な水準に達する。」

という意味になる。

そして、その結果として、人類という種そのものが最終的に滅亡する可能性が大きな問題として議論されるようになる、と続く。

ここで注意したい。

先ほどの「感染症への防御を失う」という予測と、この「遺伝的な生殖上の問題」は、マクモニーグル自身が同じ原因だと説明しているわけではない。

本の分類上も、前者は「Medicine」、後者は「Biology」に書かれている。

しかし、どちらも2035年というほぼ同じ時期を指している。

2035年ごろの医学的な未来では、感染症への防御を失い、大規模流行が起きる。

2035年ごろの生物学的な未来では、遺伝的な生殖問題が人類存亡を心配するほど重大になる。

もしこの二つが、同じ大きな生物学的変化を別々の角度から見たものだったとしたらどうだろう。

ここへ2062氏の「男1:女4」を重ねると、一気に話がつながってくる。


2030年までに「男性激減」の理由が見えてくる?

2062氏は、男1:女4になる原因について、

「20年以内に理解できるだろう。」

と言った。

つまり2030年までに「理解できる」。

2062年になって初めて判明するのではない。

2030年までには、われわれ自身が、

「このままでは将来、男性が極端に少なくなる」

と理解できる何かが起きる、と読むことができる。

ここにマクモニーグルの予測を重ねてみる。

2025年前後から、AIDSと遺伝子操作に関係する「新たな問題」が表面化する。

2030年までに、その問題が将来何をもたらすのかが見えてくる。

そして2035年には、感染症に対する防御の喪失と大規模流行が予測されている。

同じ2035年には、「遺伝的な生殖上の問題」が人類存亡を心配するほど深刻になる。

もし、この生殖問題が男女均等ではなく、とくに男性側の生存や生殖能力に強く作用するものだったら?

2062氏の「男1:女4」が説明できる。

もちろん、マクモニーグルは「男性」とは書いていない。

ここから先は、2062氏の未来が本当に存在するという前提から逆算した推測である。

しかし2062氏だけでは説明できなかった、

「なぜ男1:女4になるのか」

という巨大な空白に、1998年のマクモニーグルが、

感染防御の喪失
↓
パンデミック
↓
遺伝的な生殖問題
↓
人類存亡の危機

という中間過程を与えてくれているように見える。

最後もまた「遺伝子」で解決する

そしてマクモニーグルの予測は、人類滅亡で終わらない。

Human Genome Projectの成果を利用して、

“reintroducing important gene structures into our offspring”

つまり、

「重要な遺伝子構造を子孫へ再導入する」

方法の開発が始まるという。

ここで使われているのは「新しい遺伝子を追加する」という表現ではない。

reintroducing。

「再び導入する」である。

何らかの理由で正常に子孫へ引き継がれなくなった重要な遺伝的要素を、再び戻す。

そんな意味にも読める。

そして、この技術がさらに発展すると、2050年頃には知能、身体能力、身長、視力などまで選択できるようになるとマクモニーグルは予測している。

つまり、

人類存続のための遺伝子修復
↓
生殖技術として確立
↓
やがてデザイナーベビーへ

という流れである。

ここで再び2062氏を見る。

2062年には男性が女性の4分の1しかいない。

しかし、

「男性がいなくとも受精し子供を作る。」

社会になっている。

大量の男性を失ったあとも、人類は高度な生殖技術によって存続している。

そして、その原因となった生物学的問題そのものも、遺伝子技術によって修復された。

そう考えると、2062年の社会像までかなり自然につながる。

2062氏が語らなかった2020~30年代

ここまでを時系列に並べてみる。

2020年代
世界規模のパンデミックと、遺伝情報を利用した新しい医療技術が登場。

2025年前後
マクモニーグルが予測した、AIDSと遺伝子操作に関連する「新たな一連の問題」が現れ始める。

2020年代後半
2062氏のいう「日本が大きく方向転換する」時期。

2030年まで
なぜ2062年に「男1:女4」になるのか、人類が理解できるようになる。

2035年前後
人類は普通のインフルエンザに対する従来の防御を失い、その時期に大規模流行が発生する。

同じ2035年頃
「遺伝的な生殖上の問題」が重大化し、人類という種そのものの存続が問題になる。

その後
遺伝子技術によって重要な遺伝的機能を子孫へ「再導入」する。

2050年頃
その技術はデザイナーベビーへ発展する。

2062年
危機そのものは克服している。
しかし人口構造には巨大な傷跡が残り、男1:女4。
男性がいなくても子供を作ることのできる社会になっている。

2062氏は、人口動態に関することを話すのを禁じられていた。

だから彼が残したのは、

「男1:女4」

「20年以内に理解できる」

「男性がいなくとも受精し子供を作る」

という結果だけだった。

その途中経過を、1998年に出版された『The Ultimate Time Machine』が、まるで別方向から補足している。

もちろんマクモニーグルは、COVID-19とも、コロナワクチンとも、男性だけを襲う感染症とも書いていない。

そこは現在から未来を逆算した仮説である。

それでも妙なのは日付だ。

2025。

2030。

2035。

2062氏がほとんど語らなかった2020~30年代に、マクモニーグルの予測が集中している。

そして現在は2026年。

2062氏が「20年以内に理解できる」と言った2030年まで、もう4年しか残っていない。


参考
Joseph McMoneagle, The Ultimate Time Machine: A Remote Viewer's Perception of Time, and Predictions for the New Millennium, Hampton Roads Publishing, 1998.

Google Books:The Ultimate Time Machine

The Ultimate Time Machine PDF(Rex Research)


1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

dkcob → 毒コブ → 結核 かな?

思いつきを

UTADA Time Traveling


UTADAは健在なのか。驚いた。
メロディーそして歌声ともに平成の名曲だ。(2010/11/16)

タイムマシンは未来タイプ(VCX5000)が早く開発される。
これは予想とかけ離れた姿だ。今でいう電車?に似て非常に細長い。(2010/11/14)